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先週のコミュニティ・イベントでは那須連山へ足を運び、雪景色を楽しみました。多くの学生にとって、雪を見るのも、これほどの寒さを体感するのも初めてのことでした(後者については、あまり嬉しい体験ではなかったようですが!)。
皆が雪遊びを楽しみ、雪だるまを作ったり雪合戦をしたりしました。見渡す限りの銀世界を前に、誰もが童心に帰って遊ぶ喜びを再発見したようです。そんなひとときの後には、温かいココアと絶景のごほうびが待っていました。
冷えた体を温めるため、近くのコミュニティセンターに集まり、フィリピン出身で卒業生のサラさんが作ってくれた、美味しいアドボをいただきました。
午後はグループに分かれ、それぞれ冒険へ。九尾の狐の伝説や「殺生石」の謎を探ったり、那須温泉神社の歴史を学んだり、あるいは足湯に浸かって濃厚な温泉成分に癒やされたり、伝統的な「鹿の湯」を訪れたりと、思い思いの時間を過ごしました。
帰りの車内は静かで、皆眠ってしまっており、この日がどれほど充実していたかを物語っていました。



今年も皆さまのお支えのうちに、27名の学生が農村指導者研修プログラムを修了することができました。
9か月間の研修を様々な形で支えてくださったお一人お一人に、心より感謝いたします!















先週から今週にかけて、今年度の学生27名が、学院での学びや卒後の計画、夢について発表する、最終発表会が持たれました。
すべての同級生、スタッフ、ボランティア、サポーターの方々が集う前で、緊張した面持ちの学生たちでしたが、丁寧に作られたポスターを用いながら、堂々と前を向き、自分の地域の課題や、それに対しての具体的な計画を発表しました。
ある学生は、冒頭でこう話しました。「日本に来る前、私は自分のコミュニティを熟知していると思っていました。」
彼は自分の地域から離れてみることで、その素晴らしさと、抱えている葛藤を深く知ることができたといいます。
川岸がごみだらけになってしまっていることや、人々が互いに助け合う精神が薄れていることは、本当に心苦しい地域の変化です。しかし、彼は教師として、環境啓発プログラムを立ち上げ、ごみの分別や校外での清掃活動を行ったり、平和や助け合いの精神を教え、コミュニティの精神を再建したりするビジョンについて、希望をもって語りました。
明日はいよいよ卒業式です。
共に学生たちの新しいスタートを祝い、今後の働きを応援していただけますと幸いです。
卒業式の詳細はこちら:https://ari.ac.jp/commencement-service-2025/













今年度の研修も、いよいよ終盤を迎えています。
先週は、インド・ナガランド州の卒業生であるアチボ(2000年卒)の授業が行われました。
講義内容は非常に実践的で、彼女の経験に基づいたものでした。
例えば、収入創出についてです。実は多くの卒業生が、卒後すぐにこの問題に直面しがちです。家族や親戚との結びつきが強い、開発途上国の村で暮らす彼女たちは、家族を養い、きょうだいを学校に行かせるなど、いつも責任とそれに伴う出費を抱えています。一方で、その収入も充分とはいえません。
だから、手持ちの500円、1,000円を、3,000円、4,000円にするために、どうやって効果的に投資するかという工夫が必要だといいます。
アチボは、人とのつながりを活用し、お米とトウモロコシの物々交換や、労働の対価として、自作のぼかし肥を渡す取り組み、さらには有機野菜を使った弁当やお菓子作りなど、身近な食べものに価値を加えて販売する方法を学生たちに紹介しました。これらはすべて、彼女が実際に行ってきたことであり、特に農村で、オーブンなどの設備がなくても、薪のかまどを用いてケーキを焼く方法には多くの学生が興味を持ち、有志の学生に対しての調理実習も行われました。
アジア学院の職員も長く勤め、卒後25年を迎えたアチボ。
良きリーダーになるために最も大切なことは、良きフォロワーになることだと言います。
「アジア学院で学んだ技術一つ取っても、数回失敗したからといって、絶対に諦めてはいけません。同じ卒業生である私の夫は、テレビ電話でボカシ肥の作り方などを教えています。それでも皆、学んで実践できるのですから、日本のアジア学院に来て、現地で学ぶ機会を得た学生たちは、なおさら諦めてはいけません。」
卒業生だからこそ語れる、彼女の言葉は力強く、確かな説得力を持っています。





アジア学院ニュースレター「アジアの土」2025年12月号(201号)が完成しました。
今回のトピックは「戦後80年-アジア学院がめざす平和」。今年新たに発表した「アジア学院平和宣言」の背景、平和宣言全文、また、インドで平和活動に熱心に取り組む卒業生、トーマス・マシューの特集を掲載しています。
以下のリンクからどうぞお読みください。
サポーターの皆さまのお手元には、数週間で到着します。今しばらくお待ちくださいませ。


今年も皆さまのお支えのうちに無事27名の学生が農村指導者研修プログラムを終え、地域に貢献する新たな農村リーダーとして世界に羽ばたこうとしています。
開発途上国の農村で働く団体や個人には、日本に渡航して学ぶための経済的な余裕がないことがほとんどであり、 皆さまのご支援なくして、学生たちの研修が達成することはできませんでした。あらためて、今年度の研修のためにご支援を賜りました全ての方に、心より感謝申し上げます。
研修を終えた学生たちは、いわば、世界の辺境にある農村コミュニティに贈る、アジア学院からのクリスマスギフトです。
彼ら/彼女らを通してコミュニティにもたらされるものは、お金や物ではありません。一人一人がカルチャーショックを超え、自分自身や自分のコミュニティを見つめ直す中で得た、柔軟性や、互いの弱さや相違を認め、尊重する心であり、額に汗して実践した技術や経験なのです。
例えば、今年の学生の一人は、内戦の只中にあるミャンマーから来ました。彼女は、アジア学院で学んだ「必要なものは周りにある」という考えとともに、 有機農業を広め、外からの支援だけでなく自分の力で何かを成し遂げることができるように、人々を励ましていきたい、と語っています。
私たちはこのように、国際支援が入りづらい地域で活動する、草の根の人材を育てることで、その背景にいる1,000人を力づけ、人々の暮らしを改善したいと願っています。平和を願うクリスマス、私たちに次のリーダーたちへの想いを託していただけませんか?
なお、アジア学院へのご寄付は寄付控除の対象となります。詳細は、特設ページをご覧ください。
https://ari.ac.jp/donate/winter2025
さらに期間中、Instagram、Facebookのストーリーでは「あなたがコミュニティに持ち帰りたい、希望の贈り物は?」と題し、27名の学生たちの想いを乗せたメッセージを毎日共有していきます。
また、1月17日にはサポーターの方々にアジア学院の活動や雰囲気をより深く知っていただき、交流を深めるためのイベント、フレンズデーも開催予定です。こちらもどうぞお楽しみに!

バスで丸一日かけて水俣から広島(この旅最後の研修場所)に移動した学生たちは、翌11月20日に、広島平和記念資料館に足を運びました。
最初に被爆体験伝承者である平岡佐知子さんからお話を伺いました。叔母である笹岡貞江さんの被爆体験を共有してくださいました。13歳だった笹岡さんが、爆心地から3.5km離れた自宅で被爆し、目撃した惨状、家族を失った痛み、戦争の絶望感について語られました。平岡さんはまた、コミュニティのリーダーであるアジア学院の学生たちにご自身の体験を共有できることを光栄に思うと、語ってくださいました。学生にとっても、有意義な体験となっていればと願います。
その後、学生たちは資料館を見学し、展示物から深く学ぶ時間を持ちました。常設展示の一部のパネルが更新され、2023年に寄贈された品々の新展示も設けられていました(2025年10月⁻2026年2月まで)。展示の中には、家族を偲ぶためにこれらの品々を大切に保管してきた人々の物語や、資料館に寄贈し、その記憶がこれからも受け継がれるために、寄贈する意義があるといった心情が綴られていました。学生の中には、この日学んだことだけでなく、西日本研修旅行の行程で直面したあらゆる課題を思い返して、深く心を動かされた者もいました。
昼食後はアジア学院のスタッフ、山下の先導で平和記念公園を散策し、爆心地や原爆ドーム、平和大橋などの重要な場所を巡り、それぞれの場所で、戦争、特に原爆投下で命を落とした多くの方々のために祈りを捧げました。その日の締めくくりに訪れたのは慰霊碑でした。私たちの共通の願いは、世界中に平和が訪れ、戦争という悪が二度と繰り返されないことです。
21日、学生たちは帰路に着き、道中、バスが故障するというトラブルに見舞われながらも、22日の夜遅く、無事にアジア学院へ到着しました。
この旅行を様々な形で支え、遠く、近くから祈ってくださった、お一人お一人に心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました!


皆さんは、コーチング、と聞くとどんなイメージが浮かびますか?
リーダーシップの学びを重視するアジア学院では、各国から集まるリーダーたちが、人々をコーチングする技術を身に着けるだけでなく、リーダーである自分たち自身が本来持っている能力に気づかせ、それを高めることを大切にしています。
震災後の2012年からアジア学院にかかわり、以来、アジア学院スタッフに対しても毎年研修を行ってくださっている講師の森川さんは、まさに包容力の塊といった方で、その雰囲気からだけでも大いに学ぶものがあります。
傾聴、非暴力コミュニケーション、尊厳といった今までの学びともつながる、このクラスが、一か月後に卒業を控えた学生たちの心に深く浸透し、これからの働きの一助となることを願います。



