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植田仁太郎師(元校長)ご逝去のお知らせ

1994年より2000年までアジア学院校長、理事(1994年~2008年)を務めて下さった植田仁太郎師(ペテロ植田仁太郎主教)が4月8日(月)に逝去されました。享年83歳でした。

「植田仁太郎先生は、私がアジア学院に職員として入って、最初の校長先生でした。国際経験が大変豊富で、英語を流ちょうに操り、アジア、アフリカの教会事情に大変精通しておられたので、学生たちとそれぞれの国のことを楽しそうに歓談する姿が記憶に残っています。

音楽もお好きでピアノを大変上手にお弾きになりました。朝の集会では自ら讃美歌の伴奏を買って出てくださったこともよくありました。難しい曲でもさっと弾いてしまわれるので、驚きました。

ドライブもお好きで、おひとりでご自分の愛車で成田空港までの学生を迎えにひょっと出てしまわれこともありました。

小さなお姿ながら、貫禄があり、お話しはわかりやすく、曇りがなく、いつも明快でした。校長として、誰にでもわかりやすく、明快に話すことの大切さは、植田先生に教えていただいたような気がいたします。」(荒川校長談)

植田仁太郎氏の天国での永遠の安らぎを祈り、またご遺族に主の慰めのあることをお祈り致します。

以下、日本聖公会東京教区より

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「主教ペテロ植田仁太郎師 逝去者金連礼拝のお知らせ」

日本聖公会東京教区主教

主教 フランシスコ・ザビエル高橋宏幸

去る4月8日(月)に逝去されました、元日本聖公会東京教区主教ペテロ植田仁太郎師の生前の教区主教としての献身、諸施設、諸機関での多くのお働き、賜りましたご指導、お支えへの感謝を込めまして、日本聖公会東京教区としまして、逝去記念礼拝をお捧げすることと致しました。

- 記 -

日時:2024年7月20日(土)

場所:聖アンデレ主教座聖堂(東京都港区芝公園3-6-18)

皆様のご参列、ご加祷を賜りたく、謹んでご案内申し上げます。

なお、ご遺族よりお花料等のご厚意について、ご辞退の意向を承っております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

アジア学院ミニオープニングセレモニー

6月11日(火)、アジア学院では遅れて到着した学生たちを迎えて小さな入学式を開催しました。

到着したのはインド、日本、マラウィ、ミャンマー、フィリピンからの学生たち。

アジア学院には常に多くの人が訪れ、共に働き、学び、ボランティアに参加するが、その期間はさまざま。常に多くの人が来たり帰ったりします。

しかし、どのような場合であっても、アジア学院に到着したすべての人が歓迎されて、仲間に加わります。

この日も新しい学生たちを歓迎し、それぞれの体験談とアジア学院で過ごすための思いを聞くことができました。彼らは、アジア学院の農村指導者養成プログラムに参加する、さまざまな国からの21名の学生たちの列に加わります。

アジア学院の学生たちは、キャンパスに足を踏み入れる前から長い旅路を歩んできました。

アジア学院では、彼らの声と存在を大切にし、彼らがアジア学院での学びを通じて目標を達成するのを全面的にサポートしていきたいと考えています。

国際基督教大学(ICU)卒業生として、校長が寄稿しました

 国際基督教大学(ICU)の献学70周年を記念して企画された本書には、牧師を始め、学校、福祉、研究などの分野でキリスト教関係の仕事に献身した卒業生の活動がまとめられています。在学中の人格的交流や青年期の悩みは勿論、70年という長い歳月は、開学当時の方々にとっては生涯の記録でもあり、紆余曲折しながらも、ICUで得た学びや出会いに支えられて歩んで来られた足跡を知ることができます。

 同校が、世界大戦の反省と和解の上に建てられたことは、アジア学院の建学の精神にも共通しており、これからもこの問題に真摯に向き合い、証し続ける同志でありたいものです。

【研究科生紹介】ティティ(ミャンマー)

「私は人々と共に、仕事を準備、計画、実行したり、信仰生活に関する活動を率いたりするのが大好きです。」

ティ・ティ・ウィンはミャンマー、ザガイン管区の出身です。2014年にアジア学院を卒業して以来、自助グループの世話をする責任を担ってきました。2022年からは、地元のエコビレッジ農業学校で、地域開発指導員と技術支援員を兼任しています。この責任の下、彼女は青少年を中心に、コミュニティ開発コースの指導、研修の企画、組織化、モニタリング、財務記録と報告書の作成、小規模な調査研究、フォローアップ活動を行っています。

残念ながら、ティティの村はミャンマーの政治危機の影響を受けています。  彼女は、今こそ自分の知識を高める絶好の機会だと感じており、自身の安全と、有意義な目的のためにアジア学院に貢献したいと考えています。

2024年の研究科生として、彼女は、FEAST(給食、食育)部門と学生共同体部門、女子寮の責任者の仕事を担う予定です。ここで彼女は、食品の安全性、味、栄養価、利便性といった食品の品質について学ぶでしょう。

帰国後は、植物の栽培事業と、コミュニティにおける女性を中心とした事業を継続して行う予定です。ティティの夢は「持続可能な有機農業を通して、コミュニティの全ての女性、男性、子供たちが、満足のいく、幸せで健康的な生活様式を物理的、経済的に送ることができるようになること」です。

入学式が行われました

4月13日(土)、入学式が行われました。満開の桜の中、終始、集った皆さまの笑顔があふれる穏やかな式となりました。学生たちは昨日まで練習してきた日本語の自己紹介をみごとにやりとげました。お集まりいただいた皆さま、メッセージを寄せてくださった卒業生の皆さま、遠くから応援してくださった皆さまに心より感謝いたします。

コミュニティ形成と2024年度入学式

今日は学生たちの入学式が行われる。

今週は西那須野運動公園で桜の木の下で交流を深めるコミュニティイベントを行い、学生を含む今年のメンバーを温かく迎えた。

活気あるディスカッションや経験の共有の中で、多様なバックグラウンドを持つ人々が集い、団結と協力の豊かな交わりが紡がれた。互いの文化的背景を理解し、人生のストーリーを分かち合うことを目的とした活動に参加することで、有意義な対話が生まれ、学生は地域社会に前向きな変化を起こす力を得る。

繊細な花びらがそよ風に舞う中、築かれた絆とこの先に待ち受ける機会に対する深い感謝の気持ちが場を満たした。このイベントは、多様性の美しさと価値観を共有することの強さを浮き彫りにし、コミュニティがもたらす変革の影響力を示す力強い証となった。

今日は学生たちの入学式。共に彼らが明るい未来を約束された実り多き研修となるようお祈りください。彼らが、私たちのコミュニティの協調の精神に触発され、成長と影響力の旅へと導かれますように。

前の年度の終わりと新しい年度の始まり

今週、今年アジア学院で学ぶ農村リーダーたちの第一陣、15名がキャンパスに到着しました。

2月に2023年度研究科生の卒業式を終え、静かになっていたキャンパスですが、一気に活気が戻ってきました。

学生たちとボランティア、職員は今年コミュニティの輪をつくり、4月13日(土)に入学式を迎えます。

2024年度は海外からの学生20名、日本人学生1名、研究科生1名が農村指導者養成研修に臨みます。

下野新聞論説「日本の食料自給率考える」アジア学院校長荒川朋子

校長荒川朋子が半年間地元紙下野新聞日曜論壇の執筆陣に加わっています。

初回は「外国人と共生する社会に」と題した論説を展開しましたが、今回の主題は「日本の食料自給率考える」でした。

食は命である。まずは自分の今日の食料自給率を計算してみてはどうだろう。

農林水産省のホームページに自給率計算が簡単にできるサイトがある。自分の命の保障を知ることで多くの発見があるはずだ。

— 下野新聞日曜論壇 2024年3月17日 「日本の食料自給率考える」アジア学院校長荒川朋子より抜粋

荒川は日本の食料自給率について考え、食は命であると語ります。

アジア学院の農と食につながる営みは「フードライフ」と呼ばれます。「フード」と「ライフ」は切り離せないとの思いからです。

アジア学院は「食料主権」について考えます。私たちが考える食料主権とは、自分たちの口に入れる食料について、何をつくり、何を食べ、どう生活をするかを、自分たち自身で決める権利です。  

学生達は、自給自足の実践と研修プログラムを通じて「食料主権の重要性」について学びます。農場や畜舎等から排出される資源を無駄なく有効活用する「実践知」を積み、学生達は自国の農村で応用できるノウハウを学びます。ひとりではできない事を、人と共に働いて達成する、すなわち、人に必要とされながら、お腹を満たし、人間の尊厳を育み、やがて互いの尊重が平和をもたらす。

こうして「フードライフ」の実践を通じて、「土からの平和」が学生たちに浸透していきます。

自然の中で循環するいのちとその多様性を大切にし、健康な食べものを作り、料理し、分かち合い、その恵みに日々感謝します。神、人、自然を愛しつつ、共に汗を流しながら土を耕し、食料主権、気候正義、災害に強い農業など、食料自給の実践を通してともに学び合っていきます。

詳細は記事にて。下野新聞購読の方は次回もお楽しみに。

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