「成功は最終的なものではなく、失敗は致命的なものではない。」
インドネシアから来た、アンジェラ・ラトナ・サリ・ビウは、彼女のロールモデルであるベルナドゥス・パルス神父について、また自分の前に進む意志についてこう語りました。
エンジェルの生まれ故郷であるカジョン村は、インドネシアのマンガライ地区に位置する農村で、住民は信仰的追求を中心とした生活を送っています。豊かな天然資源に恵まれているにもかかわらず、地理的に孤立した村であるため、住民は教育へのアクセスに限りがあり、多くの新しい考えを拒絶する傾向があります。そのため、彼女の使命である、教育と経済成長の促進は、村の若者たちに確かな未来を提供するために不可欠です。
エンジェルは土壌の質を評価し、作物栽培の妨げとなる潜在的な問題の特定を行なっています。さらに地元の農家と協力し、気候の変化に強い特定の品種を選んで栽培することで、革新的な有機農業を活用した技術を考案しています。また、地域社会の教育促進の為、地元の青少年に学校教員も行なっています。青少年を教育し、有機農法を指導する仕事を通じて、地域の人々とより強い関係性を築いています。
帰国後は、先祖代々の村の文化遺産を守ることを念頭に置きながら、有機農業の原則を実践することを目指しています。
送り出し団体:無原罪の聖マリア教区
無原罪の聖マリア教区は人里離れたカジョン村にあります。この教区は、礼拝に農業的アプローチを取り入れることを率先して行っています。さらにこの教区は、地元の人々の生活を向上させるというコミットメントの証である高校の建設を監督してきました。
教区は、エンジェルのリーダーシップの可能性と有機農業に対する意識に信頼を寄せています。彼女がさらなる訓練と経験を積めば、村の人々の仕事や生活を向上させるために、指導力を効果的に強化し、有機農業の知識を増やすことができるだろうと希望を寄せています。