「私は、自分のコミュニティの人々がより良い機会を得たり、生活水準を高めたりするために、知識を与え、人的資本の総合的な発展を促すことに熱意を持っています」
教育者としてのスシュメ・アギチャック・マラックのライフワークは、人々の生活の持続可能性を向上させ、良い生活を保証するための知識を伝えることにあります。
スシュは、インド北東部のガロ族で、いくつかの学校で経済学を教え、教会ではボランティアとして聖書研究を行っています。彼女のコミュニティには、深い霊的な信仰に根ざした農業の長い歴史があります。しかし近年、多くの人々の求めるものが変化したことで、コミュニティの絆は希薄になり、人々は農地を後にして、過酷な労働を代償に三次産業の仕事を求めるようになりました。
スシュは仕事をする時、正直で誠実であるように心掛けています。彼女は、ハーディング・ユニバーサル・トラストでの経験を通して、環境保護や持続可能な農業に対する意識と理解とを深めてきました。故郷の肥沃な土壌を最大限に活用するために、アジア学院で、より優れた持続可能な農業技術を学びたいと考えています。そうすることで、より効果的な職業訓練が可能となり、故郷のコミュニティの能力向上のために貢献できるでしょう。
送り出し団体:ハーディング・ユニバーサル・トラスト
ガロ・バプテスト連盟の一部であるハーディング・ユニバーサル・トラストは、インド北東部全域で実践的な教育と指導を推進しています。また、持続可能な農業を実践するための研修を行い、豚舎、鶏舎、養殖池を建設し、地元農家が地域資源を活用して生活できるように教育しています。今後の計画としては、政府機関と連携した試験農場の運営や、有機農業と畜産事業の模索、教育活動の範囲を広げることを目的とした近隣の村々への働きかけを予定しています。