8月にアフリカを訪れた、アジア学院職員スティーブンが書く旅行記を、シリーズで皆様にお届けしています。
今日は長旅には欠かせない、ゆっくり過ごす日曜日。マクドナルドの温かいサポートの数々が身に沁みます。
マラウイの人と一瞬で仲良くなれそうな、なんともかわいい響きのチチェワ語レッスンもお見逃しなく!
それでは早速、アフリカの旅へ出発です!
【アフリカ 卒業生を訪ねる旅 18日目】
ゆっくりとした一日
日曜日は安息日だから、その通り休んだ。ゾンバで、カイと同じ症状が出始めたので、マクドナルドに村の診療所に連れて行ってもらい、パイナップル味の咳止めシロップなど、良い薬をいくつか処方してもらった。マクドナルドはその日、説教の担当ではなかったので、別の礼拝に出席した。私も参加したかったが、カイと私は寝るように言われた。そこで我々は湖のほとりにあるンジャラ・リゾートの部屋で過ごし、健康を取り戻すことだけに集中した。
昼過ぎにはだいぶ回復したので、敷地内を散歩した。心地よい聖日の賛美が聞こえてきた教会には、1866年9月にデイヴィッド・リヴィングストン氏が腰を下ろして休んだという大きな石があった。
夕方、キャサリンがはるばるバイクに乗ってやってきた。我々が訪れた村の青年を、どうしてもアジア学院に送りたいという。ジェイコブという名前だ。彼はとても有能で、村のために献身的に働いているが、アジア学院への出願を後押ししてくれる送り出し団体がない。これには、今後数カ月かけて取り組んでいく必要がある。
マクドナルドの小さな夢
その晩、我々は波打ち際で夕食をとりながら、ティトについてもう少し話をした。二人は大きな対立の中では正反対の立場にあったが、マクドナルドは、破門されて給料を失った彼に、時折、経済的な援助を行っていた。私はマクドナルドに、アジア学院が聖職者を養成することは良いことなのかと尋ねた。彼は学院の指導者を養成する側面は、人々と深い結びつきを持つ聖職者にとって非常に良いことだと答えた。しかし、農業に関しては、教会上層部からの支援があるかどうか、あるいは農業(しばしば「被造物への配慮」と呼ばれる)が教会の使命に含まれているかどうかにかかっている。マック自身の経験では、一般的に、リーダーシップ研修での学びを活用してきたというが、彼の夢は、いつか他の司祭が行きたがらない田舎の小教区に派遣され、教会とともに農業を始めることだ。
マックはまた、2018年の卒業生、シスター・ステラ・ノーティスを探すのを手伝ってくれた。この年にはアフリカから3名のシスターが来ていたのだ!なかなか彼女と連絡が取れなかったが、最終的にマックは彼女が修道女の生活を離れ、マラウイの北部に住んでいることを突き止めた。彼女と直接話す機会は得られなかった。
チャブウィノ
チチェワ語のレッスンで一日を締めくくろうと思う。マックが電話をかけているとき、いつも会話の最後に「チャブウィノ」と言っていた。とてもカッコよくて楽しい響きなので、彼に使い方の文脈を尋ねると、次のようなレッスンをしてくれた。
ジリブウィノ? ――大丈夫?
ジリブウィノ。 ――大丈夫だよ。
チャブウィノ。 ――よし、良かった。
ンジャラ・リゾートでの最後の夜、漁師たちの叫び声が響く中、眠りについた。
文:スティーブン・カッティング(卒業生アウトリーチ担当)
旅の同行者:篠田 快(学生募集、採用担当)
シリーズ記事はこちら
Vol.17 【アフリカ 卒業生を訪ねる旅 18日目】<== 今ここ!
Vol.18 【アフリカ 卒業生を訪ねる旅 19日目】To Be Continued …