「栄養のある食事は、心も体も満たしてくれる。」
そう語るのは、アジア学院の卒業生であり、現在ボランティアとして活動しているデボラ。
彼女はこの言葉を、何度も丁寧に、そして力強く繰り返していました。
デボラにとって「食べること」は、ただ生きるための行為ではありません。それは、心の平和を育む大切な営みです。
彼女が描いた一枚の絵には、故郷インドネシアで育ったマンゴーやバナナ、ドラゴンフルーツなど、色とりどりの果物がいきいきと表現されています。
栄養が満ちること ――それは、体だけでなく心を育て、人と人とのつながりを生み出していく。
そんな、シンプルだけれど本当に大切なことを、私たちはデボラから教わっているのです。
インタビュー、文・山中 この葉(アジア学院 ボランティア)

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【「食べものからの平和」Cooking for Peace ②】
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