「食べものからの平和」ー 平和への思いを調理に込めて ④

「Cooking for Peace」というテーマを聞いたとき、頭に浮かんだのは“手”のイメージでした。
畑で種をまく手、収穫する手、調理する手、配膳する手――。


 アジア学院での自給自足の暮らしの中で、私たちのごはんは本当にたくさんの“手”を通って届いているんだと実感しています。
これまで第1弾から第3弾では、キッチンメンバーにインタビューしながら、それぞれの「食」と「平和」への想いを聞いてきました。


 そして迎えた第4弾。今回は、ライターである私自身(山中この葉)がその想いを語る番です。
実は、私もキッチンメンバーのひとり。取材を通して改めて思ったのは、メンバー一人ひとりが、「食」という行為に対して、それぞれの背景や想いを持ちながらも、どこか共鳴し合う感覚を抱いているということです。
アジア学院の生活の中で、「食」と「平和」は切り離すことができません。
 キッチンで交わされる何気ない会話、小さな工夫やこだわり――。
そうした日常の一瞬一瞬が、穏やかな平和の礎となっているのだと、私は信じています。


文・山中 この葉(アジア学院 ボランティア)


シリーズ記事はこちら

【「食べものからの平和」Cooking for Peace ①】

【「食べものからの平和」Cooking for Peace ②】

【「食べものからの平和」Cooking for Peace ③】

【「食べものからの平和」Cooking for Peace ④】 ← 今ここ

男子寮・ゲストハウス

学生とボランティアは男女別の寮で暮らしています。共用の談話室やキッチン、シャワー、洗濯機があります。Wi-Fiは使用できません。

鶏舎

平飼いの鶏小屋と育雛舎があります。400羽以上の鶏を飼育し、年間80,000個以上の卵と約1トンの鶏肉を生産しています。

豚舎

学生は様々な養豚技術を実践的に学びます。発酵床タイプとコンクリート床タイプがあり、糞尿はバイオガスや肥料に利用されています。

山羊舎

山羊のミルク(年間200リットル以上)や肉は食用に、糞尿は肥料に利用しています。山羊は日中は放牧場でのびのびと過ごします。

森林

キャンパス周辺の森林では薪や木炭用に間伐を行い、農業に使う落葉等の有機資材を集めます。

2.5ヘクタールの農地で約100種類の野菜・作物を農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。コミュニティが共に学びつつ自給自足の生活を続けるため、皆で畑を管理しています。

水田

キャンパス内外の水田で米の栽培を行っています。アイガモを使った除草や施肥など、有機稲作法の向上のためにさまざまな手法を研究しています。

ワークショップ

修繕やリサイクルのための施設で、機械、溶接、木工関係の道具、材料が置いてあります。

ミキシングルーム(飼料配合舎)

手作業や機械を用いて家畜用の飼料を作っています。品質と持続可能性を高めるために日々奮闘しています。

管理棟

管理棟1階には受付と事務室、2階に職員室、校長室があり、隣接してファームショップ(農業研修棟)があります。

ARIショップ

アジア学院の農産物や加工食品、書籍、卒業生の国の民芸品等を販売しています。

ファームショップ(農業研修棟)

学院の農作業の中心であり、教室や農具・農業資材置き場を備えています。作物の乾燥保管も行います。

オイコスチャペル

100年前の農家の古民家を改装した礼拝堂です。毎日の朝の集会はここで行われます。その他黙想や対話、ゴスペルクワイヤの練習等に使われ、コミュニティに開かれた空間です。オイコスとはギリシア語で「ホーム」を意味します。

マナハウス(食品加工棟)

クッキーやジャムなどの加工食品の調理と保存を行う施設です。一階は鶏の食肉処理施設になっています。

養魚池

食用および農用に魚を飼育しています。

クリスマス・ウィンターキャンペーン 2025
Christmas and Winter Donation Campaign