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次世代エネルギー バイオガス


11月初頭、埼玉県小川町の桑原さんを講師に招き、二日間にわたる、バイオガスのクラスが持たれました。バイオガスとは、生ごみや古紙、家畜の糞尿などの生物由来の燃料ガスで、発酵後の残渣は肥料・堆肥として利用でき、無駄がないため、再生可能エネルギーを生み出す手段の一つとして、近年注目を集めています。
 毎年、学生たちは、6月の小川町研修の折に桑原さんの元を訪ね、地域を巻き込んだ、そのユニークなバイオガスプロジェクトについて学びます。彼の地域では、各家庭から出る生ごみを集めてバイオガスを生産しており、初期のころは、公共の助成により、生ごみを出すと、地元のお店で使えるクーポンがもらえたとのことで、環境にも地元経済にも優しい取り組みがなされていました。
初日にはポリエチレン製のバイオガスプラントの作り方に関する実践的なクラスがもたれ、二日目には、それぞれの学生が、自分たちのコミュニティで取り組むことのできる規模や経費を踏まえた、具体的なバイオガスプラントのデザインに挑戦しました。