アジア学院ファミリーシリーズ 長期ボランティア(クレア & ラスティ)

ARI BLOG: アジア学院ファミリーシリーズ Vol. 2

ARIファミリーシリーズへようこそ!このシリーズでは、コミュニティメンバーのARIでの経験を掲載しています。第2回は、長期ボランティアの素敵な夫婦、ClairとRustyです!

この二人は、アメリカで持続可能な農業と暮らしを25年間、小さな子供たちから大人まで多くの人に教え、教わりながら過ごしてきました。
そんな彼らの経験やアジア学院に来た理由、そしてコミュニティでの暮らしについて記しています。

 

アメリカからのボランティア クレア & ラスティ

 アジア学院での生活もすでに3分の1が過ぎました。 私たちはブレザレンボランティアサービス(BVS)と日本基督教団(UCCJ)を通してここで奉仕しています。 私たちは1年間、多様性と知識に満ち溢れたアジア学院のみなさんと生活を共にするために、2023年2月10日に到着しました。 

 クレアの両親は有機農業を営む農家で、ラスティの家族は100頭の牛を飼う酪農家でした。私たちは、クワイエット・クリーク・ハーブ・ファーム&スクール・オブ・カントリー・リビングという持続可能な農場学校を25年間運営してきました。 現在は、サラとシルヴィアという2人の若者が、12ヘクタールのオーガニック・ハーブ、花、果物、野菜の農場学校を教え、そこを維持しています。 たくさんの幼児から大人までが、ペンシルベニアにあるその農園で地球に優しく生きる方法を学び続け、私たちはここ栃木県で再生の概念を学んでいます。 

 1996年以来、何百人ものボランティアが、一日中、そして一年を通して、私たちを成長させ、持続可能な生活に憧れる何千人もの情熱的な生徒たちとクワイエット・クリークを分かち合ってきました。 ファーム・スクールと共に歳を重ねるにつれ、私たちは次の世代が世界を変えることができるよう、「ファーム・スクールを前へ受け継ぐ」ことを約束しました。 私たちはまた、他のコミュニティでボランティア活動を行う「親切の輪」を継続し、クワイエット・クリークで多くの人々が私たちと分かち合ってくれた贈り物を、私たちからも分かち合いたいと思いました。 

 2020年12月、私たちはアジア学院で奉仕するための航空券を準備していたが、パンデミックを乗り切るための時間が必要だったため、辛抱強く待ちました。その間、私たちはグールド・ファームでボランティアをする機会を得ました。 クワイエット・クリークでの管理責任から一歩踏み出し、この新たな冒険に貢献することは、私たちにとって素晴らしい機会となりました。この農場は、農場生活に参加しながら精神的な癒しを求める大人たちの治療共同体であり、 ミミズのコンポストシステムの構築、ベーグル作り、100人分の料理、キノコの原木接種、チーズ作りなどを通して、マサチューセッツ州西部にあるグールドの多くの人々と関係を築くことができました。 

 そういったボランティアの体験も経て、今ここ日本でアジア学院の家族と共に豊かに暮らしています。そのユニークさは、オーストラリアからザンビアまで20カ国以上から集まった人々や、幾万もの土着微生物(IMO)と共にコミュニティを築くものです。 毎日、私たちは友人たちから新しいことを学び、食事プログラムFEAST(食育と持続可能な食卓)での料理や共に分かち合う食事をしながら、しばしば深く有意義な会話を交わします。 ここには桑の実、ビワ、水菜、味噌、ヤギのミルク、卵、豚肉などなどあふれるばかりのものがあります。

 また、ただのボランティア活動にとどまらず、私たちはここアジア学院で、100年以上の農の営みから得た技術と知識を分かち合っています。 アジア学院のキッチン・スタッフである郁美とラモン、そして学生と農場スタッフの協力を得て、私たちは永続型レイズベッドのパーマカルチャー技術を用いたキッチンガーデンを始めました。 ガーデンは見事に生い茂り、アジア学院のコミュニティの食事に使うハーブや食用の花を摘むのにとても便利です。 私たちはまた、ゴスペル、アジア学院の祈りと踊りの集い、英語クラス、パン作りなど、毎週のように歌い、祈り、何かを教えています。その他にも、ミミズコンポスト、ハーブペーパー作り、食品加工などのプロジェクトも始めました(土のパン焼き窯も予定されているかもしれません)。

 そう、文字どおり私たちは今、アジア学院の家族と楽しく分かち合っています。近い将来、私たちの2人の子供、ウォーカーとブルーがアジア学院を体験し、鶏に餌をやり、庭の手入れをし、アジア学院の理念である「共に生きること」の偉大さに触れるでしょう。 この人生を変えるような機会を与えてくださった皆様のご支援に感謝いたします!