下野新聞論説「日本の食料自給率考える」アジア学院校長荒川朋子

2024年3月17日

校長荒川朋子が半年間地元紙下野新聞日曜論壇の執筆陣に加わっています。

初回は「外国人と共生する社会に」と題した論説を展開しましたが、今回の主題は「日本の食料自給率考える」でした。

食は命である。まずは自分の今日の食料自給率を計算してみてはどうだろう。

農林水産省のホームページに自給率計算が簡単にできるサイトがある。自分の命の保障を知ることで多くの発見があるはずだ。

— 下野新聞日曜論壇 2024年3月17日 「日本の食料自給率考える」アジア学院校長荒川朋子より抜粋

荒川は日本の食料自給率について考え、食は命であると語ります。

アジア学院の農と食につながる営みは「フードライフ」と呼ばれます。「フード」と「ライフ」は切り離せないとの思いからです。

アジア学院は「食料主権」について考えます。私たちが考える食料主権とは、自分たちの口に入れる食料について、何をつくり、何を食べ、どう生活をするかを、自分たち自身で決める権利です。  

学生達は、自給自足の実践と研修プログラムを通じて「食料主権の重要性」について学びます。農場や畜舎等から排出される資源を無駄なく有効活用する「実践知」を積み、学生達は自国の農村で応用できるノウハウを学びます。ひとりではできない事を、人と共に働いて達成する、すなわち、人に必要とされながら、お腹を満たし、人間の尊厳を育み、やがて互いの尊重が平和をもたらす。

こうして「フードライフ」の実践を通じて、「土からの平和」が学生たちに浸透していきます。

自然の中で循環するいのちとその多様性を大切にし、健康な食べものを作り、料理し、分かち合い、その恵みに日々感謝します。神、人、自然を愛しつつ、共に汗を流しながら土を耕し、食料主権、気候正義、災害に強い農業など、食料自給の実践を通してともに学び合っていきます。

詳細は記事にて。下野新聞購読の方は次回もお楽しみに。