アジア学院の学生にとって、西日本研修ツアー(WJST)は、地域との交流や文化体験を通じて貴重な学びを得る機会です。
初日には、農村伝道神学校(能登伝)を訪問し、スタッフの温かい歓迎を受けました。特別なおもてなしとして、手作りのカレーが振る舞われ、普段の弁当とは異なる嬉しいサプライズとなりました。また、キャンパスを簡単に案内していただき、静かな環境の中で短い座禅瞑想を体験する機会もあり、心を落ち着けるひとときを過ごしました。
2日目には、聖隷クリストファー学園で様々な年齢の生徒たちと交流する充実した活動が行われました。中学生は太鼓の演奏を披露し、ゲームや書道の活動を企画してくれ、学生の名前を日本語で書く体験もさせてくれました。小学生たちは、折り紙やクイズなどの「体験コーナー」を設け、熱意と工夫に満ちた活動を進行してくれました。特に印象的だったのは、幼稚園での訪問で、子どもたちが歌を歌ったり、踊ったり、「農作業で一番大変なことは何ですか?」といった深い質問をしたりする場面でした。この質問は学生に大きな気づきを与え、子どもたちの好奇心と関心に感銘を受けました。
午後には、高齢者福祉施設を訪問し、日本の高齢者ケアの取り組みについて学びました。また、聖隷の歴史資料館を見学し、組織の起源や使命に関する歴史的背景を知り、奉仕の精神について深い洞察を得ることができました。その後、聖隷の設立精神に触れ、他者を無私の心で支える価値観に触れる機会がありました。参加者たちは、この奉仕のリーダーシップの生きた実例を目の当たりにして大いに刺激を受けたと語っています。最後に、伝統的なお茶会が行われ、季節の和菓子を楽しみながら、このツアーの経験を振り返る時間が設けられました。
このツアーを通じて、参加者たちは日本の地域文化に触れ、その学びと経験を自身のコミュニティで共有することを楽しみにしています。