【学生紹介】ノミ(パキスタン)

「家畜飼育を確立したいです。女子教育の一環として、私達の牧場で実践的な経験をさせながら貧困削減のためのプロジェクトを行うというビジョンがあります。」
ノヤン・ソヘイル(ノミ)は、サミュエル記念財団の副代表として、パンジャーブ州南部のカネワル地区にあるサンバル女子高校の運営と農場管理を担当しています。この学校は村の少女達に無償で教育を行い、5年生以降は裁縫や編み物などの職業訓練も行っています。この農村部では、貧しい家庭は金持ちの地主が所有する土地で、債務労働者として働いています。コミュニティの課題としては、男女不平等、水不足、土地争い、宗教的・政治的緊張があります。
ノミのリーダーシップ能力は、3年間、所属団体で働く中で強化されてきており、教育こそが貧困を克服する鍵だと信じ、村の問題の解決策を模索するため、日々対話を重ねています。大切にしていることは、倫理的な意思決定、信頼性、前向きな職場風土などです。自発的で粘り強く、人助けが大好き—キリストと共に歩む父親の姿に触発されたノミは、情熱を持ってコミュニティのために働いています。
アジア学院では、資源の管理、効果的な農業技術、開発途上の地域に適した技術を学びたいと考えています。コミュニティの問題をより効果的に分析できるようになることと、学校で飼育する家畜にヤギを加えることを目指しています。また、自分の伝道活動や文化について分かち合いたいと願っています。

送り出し団体:サミュエル記念財団
サミュエル記念財団は、ノミの父親であるソヘイル・サミュエル・ナシームが、アジア学院の1977年の卒業生であるサミュエル・ナシームを記念し、2004年に設立しました。サンバル女子高校の事業を通じて、差別なく、恵まれない農村部の少女達の権利や能力を高めることに焦点を当てています。将来、母親となる少女達を教育することで、彼女達が家族を教育し、社会に変化がもたらされると信じているからです。同校は、栄養失調と闘う術を少女達に身に着けさせるために、授業内容に動物の飼育と野菜の栽培を加える予定です。財団は、アジア学院の研修を通じて、ノミが将来の代表として子ども達に焦点を当てた地域開発計画を率いる準備を進めています。

男子寮・ゲストハウス

学生とボランティアは男女別の寮で暮らしています。共用の談話室やキッチン、シャワー、洗濯機があります。Wi-Fiは使用できません。

鶏舎

平飼いの鶏小屋と育雛舎があります。400羽以上の鶏を飼育し、年間80,000個以上の卵と約1トンの鶏肉を生産しています。

豚舎

学生は様々な養豚技術を実践的に学びます。発酵床タイプとコンクリート床タイプがあり、糞尿はバイオガスや肥料に利用されています。

山羊舎

山羊のミルク(年間200リットル以上)や肉は食用に、糞尿は肥料に利用しています。山羊は日中は放牧場でのびのびと過ごします。

森林

キャンパス周辺の森林では薪や木炭用に間伐を行い、農業に使う落葉等の有機資材を集めます。

2.5ヘクタールの農地で約100種類の野菜・作物を農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。コミュニティが共に学びつつ自給自足の生活を続けるため、皆で畑を管理しています。

水田

キャンパス内外の水田で米の栽培を行っています。アイガモを使った除草や施肥など、有機稲作法の向上のためにさまざまな手法を研究しています。

ワークショップ

修繕やリサイクルのための施設で、機械、溶接、木工関係の道具、材料が置いてあります。

ミキシングルーム(飼料配合舎)

手作業や機械を用いて家畜用の飼料を作っています。品質と持続可能性を高めるために日々奮闘しています。

管理棟

管理棟1階には受付と事務室、2階に職員室、校長室があり、隣接してファームショップ(農業研修棟)があります。

ARIショップ

アジア学院の農産物や加工食品、書籍、卒業生の国の民芸品等を販売しています。

ファームショップ(農業研修棟)

学院の農作業の中心であり、教室や農具・農業資材置き場を備えています。作物の乾燥保管も行います。

オイコスチャペル

100年前の農家の古民家を改装した礼拝堂です。毎日の朝の集会はここで行われます。その他黙想や対話、ゴスペルクワイヤの練習等に使われ、コミュニティに開かれた空間です。オイコスとはギリシア語で「ホーム」を意味します。

マナハウス(食品加工棟)

クッキーやジャムなどの加工食品の調理と保存を行う施設です。一階は鶏の食肉処理施設になっています。

養魚池

食用および農用に魚を飼育しています。

クリスマス・ウィンターキャンペーン 2025
Christmas and Winter Donation Campaign