【学生紹介】カッツ(インド)

2024年度学生 (インド)

「私は自分の仕事にベストを尽くすようにしています。地域の人々と深く関わり、信頼を得るため、主に女性たちと共に働き、彼女たちの言葉や文化を学ぶことを大切にしています。」

カッツは、自らが生まれ育った教会の宣教師として、地域社会との信頼関係を築くために必要なところならばどこへでも出かけていきます。この仕事の中で彼女は、園芸、種取り、山菜採り、その他の命を守るための技術といった、典型的な教室での学びを遥かに超えたレッスンを行っています。彼女によれば、成功の鍵は、どんな文化や場所からも学び、適応しようとする意欲です。特にカッツは、自分が奉仕するコミュニティの女性たちに歩み寄り、地域特有の価値観を学ぶことを通して信頼を得ています。そうして初めて、宣教師として彼女たちに最善の奉仕をすることができるのです。

カッツの故郷であるチザミ村には、誠実さ、真実、自己規律、忍耐といった価値観を重んじる、様々な人生を歩んできた人々が住んでいます。土地の権利や地域のグループ同士の価値観の相違を巡る争いや、世代間で起こるリーダーシップ問題への対処も、彼女の仕事のうちです。

インドに戻った後も、彼女は宣教師として送り出し団体を支えていくつもりです。アジア学院での学びの全てを活かして、人々の成長と発展を助けたいと考えており、人々の権利や能力を高める彼女の活動は、社会を進歩させ、人々の生活の質を向上させるでしょう。

送り出し団体:チザミ・バプテスト教会

チザミ・バプテスト教会は、イエス・キリストの福音を広めることを使命とする礼拝の場です。主な目標は、宣教、教え、訓練を通して、信仰を持たない人々に手を差し伸べることです。この教会は、キリスト・イエスの体を築くために人々を弟子とし、彼らが自分の目的やアイデンティティを見出すのを助けます。コミュニティは主に農耕民族で構成されており、非常に肥沃な土地があります。カッツの帰国後は、アジア学院で得た持続可能な農業に関する知識を活用し、コミュニティでリーダーシップを発揮することで、人々の生活の質を向上させてほしいと願っています。