【学生紹介】ジョナ(ナミビア)

2024年度学生 (ナミビア)

「最終的には、革新的な解決策を実行し前向きな変化を育むことで、意義のある影響を与えることを目指しています。」
ジョナス・ポムビリ・ンデウルディラは、組織の運営管理者として事務所、中央作業場、菜園で働いています。彼は技術チームの責任者でもあるため、大工仕事、屋根の修理、配管工事の技術も習得してきました。問題が発生するたびに、その専門知識をコミュニティに提供しています。
彼のコミュニティの人々は自然環境と天然資源の保護を重要視し、水の使用量や生ゴミを含むリサイクルシステムを監視しています。持続可能な開発のための倫理的解決策を見つけることも含め、コミュニティの成功の鍵は協働にあります。しかし、こうした解決策を実行に移すには、多くの課題があります。気候変動の問題も、こうしたコミュニティの生活を危険にさらしています。
アジア学院では、堆肥管理、有機農法、土壌保全など、持続可能な農法について学びたいと考えています。また、リーダーシップ技術の向上にも関心があり、異文化間のコミュニケーション・スキルや共感力、グローバルな視野を養うことも期待しています。地元に戻ったら、健康的な有機野菜を供給できる菜園を作ることから始め、団体での二酸化炭素排出量の削減を目指します。

送り出し団体:ナミブ砂漠環境教育基金(NaDEET)
ナミブ砂漠環境教育基金(NaDEET)は、児童、青少年、影響力のある人を中心に、所得に関係なく全てのナミビア人を支援することを目指す国内NGOです。2019年からは、同センター参加者のための持続可能な菜園プロジェクトに取り組んでいますが、砂嵐や虫害などの自然災害もあり持続的な管理に苦労しています。帰国後、ジョナがこの菜園を管理して、完全に自立した食糧供給と教育の拠点にする予定です。