【学生紹介】ジョンソン(リベリア)

2024年度学生 (リベリア)

「私は、LICPMAPの作物事業のために働きたいと心から願い続けてきました。自分の身の周りのことや家族を養えるようになったという点で、LICPMAPは私の人生を大きく変えました。私は、冒険心に溢れており、新しいアイディアを試みるのが好きです。私の強みは、失敗しても意欲を持ち続けるところです。」
ジョンソンの地域では、様々な信条と文化を持つ民族の人々が共存しています。故郷のバーナーズヴィル郡区は土地が不足している都市部です。農民は人口全体で見ると少数で、その多くは貧しい人々です。ほとんどの農民が、土地不足のために混作をし、収入を得るために副業をしています。子供たちは学校が終わると、両親の畑仕事を手伝うため、遠く離れた農場に歩いて向かいます。コミュニティでは家族の絆が大変重要です。彼らは、地域の伝統を大切にすることで、将来にわたって自分たちの土地を守ることができると信じています。
個人の宗教や民族的背景は違えど、ジョンソンとその同僚たちは、どんな人とも共に働くように努めています。例えば、様々な部族の人がそれぞれの事業を進め、お互いの持つ、作物や畜産についての知識を共有しています。LICPMAPの研修を通して、ジョンソンは農耕や畜産、養蜂の技術を獲得していきました。今日では、自分の農場を持ち、小規模の畜産業を始める土地も取得しました。
ジョンソンは、アジア学院で、良きリーダー、より良き農業者になることを目指しています。コミュニティと団体で培った知識、そして、人々のやる気を高め、積極的に農業に従事させることの重要性について教えたいと願っています。

送り出し団体:リベリア総合的作物・害虫管理農業プログラム(LICMAP)
リベリア総合的作物・害虫管理農業プログラム(LICMAP)はリベリアのボミ郡クレイ地区に拠点を置く団体です。農村地域の農家に有機農業の技術の伝授や、健康で安全な食物を生産する代替的な農法の調査、地元農家を励ます農業活動を行っています。クレイ地区の人々は焼畑などの伝統的な方法を用いて農業を行っています。