「私は女性牧師として、霊的な糧を与えるだけでなく、女性達が自分自身や家族、そして社会全体のために持続可能な収入を得られるような事業を行う手助けをしたいと願っています。」
ムズィヌル、通称アズィは、インドでもキリスト教徒が多数を占めるナガランド州の農村部に位置するチョズバ・バプテスト教会で、教会学校の牧師として10年以上、女性に関わる牧師として3年間働いてきました。アズィは、礼拝、弟子訓練、地域活動、農作業に参加する子ども達や女性達の調整役を担っています。コミュニティの人々は社会的、文化的、政治的、経済的に苦しい状況にあります。彼らは教育の大切さを理解していますが、雇用の機会が少ないため、薬物乱用、貧困、健康問題など多くの問題を抱えています。
アズィは地域の女性や子どもたちに奉仕することに情熱を注いでいます。リーダーシップ技術の育成と経済的自助団体への参加を通じて女性が違法行為と闘うことを支援するセミナーに参加してきました。さらに彼女は、自身が教会で子ども達の擁護を行ったおかげで、徐々に年配者達も、子ども達へのしっかりとした支援の重要性を理解するようになったことを誇りに思っています。
アジア学院では、リーダーシップと自立の技術を高め、霊的指導者としての自分の強みを生かしたいと期待しています。帰国後は、有機の実験農場を作り、人々に教えることで、社会に変革をもたらす手助けをしたいと考えています。
送り出し団体:チョズバ地区バプテスト教会協議会
ナガランドのチョズバ地域は18の村からなりますが、州政府の開発組織からは見落とされがちです。チョズバ地区バプテスト教会協議会は、60年以上にわたり、女性、男性、青少年、子どもと、あらゆる人々に奉仕してきました。女性部では、伝道から環境保護、自立、家族計画に至るまで、女性がリーダーシップを発揮できるよう、総合的な権利や能力の向上に努めています。協議会では、アズィが村々を訪れて研修セミナーを実施し、女性や子どもたちと有機農業を実践することを計画しています。