【学生紹介】グーター(ミャンマー)

「信頼はコミュニティのニーズにいつも応えることで得られる。」

グー・ター・フーはバプテスト派の牧師であり、ワインモー・リス・バプテスト連盟の開発監督として、ミャンマー北部で、農業が主産業であるコミュニティに奉仕しています。グターは宗教的責任と並行して、新型コロナウイルスや内戦の影響を受けた人々を支援する緊急救援活動を指揮してきました。

村の農民が直面するさまざまな課題の中で、コミュニティを結束させるようなリーダーシップの欠如が対立を深刻化させており、農業コミュニティ内の組織構造の欠如が有機農法の導入を妨げています。グターはメンタルヘルスと倫理の向上に努め、コミュニティの男性たちを対象としたメンタル意識向上のコースを指導しています。さらに、国内避難民を支援し、新型コロナウイルスの蔓延を緩和する取り組みも担当しています。

グターは家族とともに稲作農場を営んでいますが、自然再生農業や環境保護に関する知識を広げることにも熱心です。彼は 新しいアイデアをコミュニティに持ち帰り、有機農業の普及に努めたいと考えてアジア学院で学びました。

送り出し団体:ワインモー・リス・バプテスト連盟

ワインモー・リス・バプテスト連盟は、ミャンマー全土のリス族のコミュニティに奉仕する、各地のバプテスト教会を集めたグループです。神学生を対象とした有機農業や環境意識に関する研修など、主に農業を営む地域社会に奉仕しており持続可能な農業訓練の要素を活動に取り入れています。ワインモー・リス・バプテスト連盟は、グーターがアジア学院で学ぶことでミャンマーにおける持続可能な生活の実践を可能にし、彼のコミュニティに豊かな未来をもたらすことを期待しています。