【学生紹介】フン(ミャンマー)

「良いリーダーとは、道を知り、進み、示す人。また、行動において親切であり、決断においてあわれみ深く、アプローチにおいて忍耐強い。」

ミャンマーから来たフン・ジョー・セッのコミュニティは、ほとんどが焼畑耕作を営む一般農民で形成されています。

そのほとんどは読み書きができず、教育を受けた人はごく少数。その中でもフンは農業の経験があり、ダムソンと呼ばれるプラムやエレファント・ヤム、ペタイ豆を生産しています。

彼は、顧客の拡大を実現する為に、従来の方法よりも収量、味、成長率ともに優れた果実を生産しており、地元のワイナリーに仕入れています。また、フンは井戸とパイプラインで400世帯に水を供給するシステムの構築にも貢献しています。また、地元でも人望と信頼の厚い彼は、教会でも奉仕活動を行っています。

フンは種子の保存、食品加工や農法、経営についてアジア学院で学びました。彼は「新しく進歩的な世界」に足を踏み入れるにあたり、アジア学院で得た経験と知識を神のご計画として地域社会のために使わなければならないと心に留めています。

送り出し団体:ナガ・パブリック・オーガニゼーション(NPO)

NPOは、ミャンマー北西部のナガ自治区で7年間にわたり、多くのナガ部族を団結させ、教育、経済、健康を改善するために活動してきました。NPOは、50エーカーの休耕地の所有権を持っており、フン氏がミャンマーの着実な発展に寄与する新しいアイデアを持って戻ってくることを願っています。