【学生紹介】メアリー(リベリア)

「私のコミュニティには公立学校が1校あるものの、過密状態。子どもたちは数時間かけて歩いて通学するのが日常。地域に水力発電所と浄水場があるにもかかわらず、浄水も電気も通っていません。」

リベリアから来たメアリー・イラトゥンは、自給自足の農業で生計を立てているホワイトプレーンズ地域における、こうした問題を熟知しています。彼女は農場の現場監督として、すべての現場活動の計画と監督を担当しています。

彼女の出身地であるリベリアの農村地域の人々の多くは教育を受けておらず、貧しく、伝統的な焼畑農法を実践しています。また、市場までの道路の不足、保健衛生や学校の未整備など、インフラの問題も存在しています。コミュニティは依然として伝染病、土壌の急速な劣化、生産性の低さに対して脆弱で、70~80%の人々が食糧難に陥っています。

メアリーは仕事において多くの課題に直面していますが、その最たるものは彼女の所属する団体が、ほとんど休眠状態にある農業活動の再開を任されていることです。

彼女は、有機肥料や自然農薬、農作物の病害の原因やそれをなくす可能性について、また、リーダーシップ、農村開発、持続可能な農業についてアジア学院で学びました。家畜の飼料を自分で生産する方法や、有機肥料を自分で生産する方法にも焦点を当てています。

送り出し団体:合同メソジスト農村・農業開発プログラム(UMRADP)

UMRADPは1970年代からアジア学院と関係があります。畜産の促進、食用作物の増産、林業プロジェクトの拡大、零細農家の訓練と育成を目指しています。メアリーがアジア学院で学ぶことによって、有機農業の新しい技術を導入し、地域社会の農業生産性と所得創出を向上させることを期待しています。

男子寮・ゲストハウス

学生とボランティアは男女別の寮で暮らしています。共用の談話室やキッチン、シャワー、洗濯機があります。Wi-Fiは使用できません。

鶏舎

平飼いの鶏小屋と育雛舎があります。400羽以上の鶏を飼育し、年間80,000個以上の卵と約1トンの鶏肉を生産しています。

豚舎

学生は様々な養豚技術を実践的に学びます。発酵床タイプとコンクリート床タイプがあり、糞尿はバイオガスや肥料に利用されています。

山羊舎

山羊のミルク(年間200リットル以上)や肉は食用に、糞尿は肥料に利用しています。山羊は日中は放牧場でのびのびと過ごします。

森林

キャンパス周辺の森林では薪や木炭用に間伐を行い、農業に使う落葉等の有機資材を集めます。

2.5ヘクタールの農地で約100種類の野菜・作物を農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。コミュニティが共に学びつつ自給自足の生活を続けるため、皆で畑を管理しています。

水田

キャンパス内外の水田で米の栽培を行っています。アイガモを使った除草や施肥など、有機稲作法の向上のためにさまざまな手法を研究しています。

ワークショップ

修繕やリサイクルのための施設で、機械、溶接、木工関係の道具、材料が置いてあります。

ミキシングルーム(飼料配合舎)

手作業や機械を用いて家畜用の飼料を作っています。品質と持続可能性を高めるために日々奮闘しています。

管理棟

管理棟1階には受付と事務室、2階に職員室、校長室があり、隣接してファームショップ(農業研修棟)があります。

ARIショップ

アジア学院の農産物や加工食品、書籍、卒業生の国の民芸品等を販売しています。

ファームショップ(農業研修棟)

学院の農作業の中心であり、教室や農具・農業資材置き場を備えています。作物の乾燥保管も行います。

オイコスチャペル

100年前の農家の古民家を改装した礼拝堂です。毎日の朝の集会はここで行われます。その他黙想や対話、ゴスペルクワイヤの練習等に使われ、コミュニティに開かれた空間です。オイコスとはギリシア語で「ホーム」を意味します。

マナハウス(食品加工棟)

クッキーやジャムなどの加工食品の調理と保存を行う施設です。一階は鶏の食肉処理施設になっています。

養魚池

食用および農用に魚を飼育しています。

クリスマス・ウィンターキャンペーン 2025
Christmas and Winter Donation Campaign