【学生紹介】ピエール(ハイチ)

「効果的なリーダーとは、指導力を持つだけでなく、謙虚で控えめな存在感を保ちながら、地域社会のニーズを理解し、それに応えていく人のことである。」

ハイチの山岳地帯、ヒンチェに暮らす、ルイ・テア・ピエール。彼は基本的な資質として、効果的なコミュニケーションと他者を尊重することの重要性を認識しています。降雨に大きく依存する彼のコミュニティでは、厳しい状況にもかかわらず、住民はサトウキビから取れる糖蜜の生産、野菜の栽培、家畜の飼育に従事しています。宗教観の違いはありますが、ピエールはコミュニティの仲間たちと連帯感を示しています。

ピエールは長年にわたり、機械、農業、家畜管理の技術を習得してきました。2018年からは教師として、ベセスダ・セントラル・プラトー研修センター(CFBPC)で養鶏に関する知識を伝える一方、派遣先の農地とその従業員を調整・監督をしています。また、家畜の管理にも積極的に参加し、獣医のトレーニングも受けるなど、能力の幅を広げています。

ピエールは農業技術の向上、地域開発、リーダーシップなどをアジア学院で学び、また、効果的なコミュニケーションや他者を尊重することの価値について、より理解を深めました。

送り出し団体:ハイチの会

ハイチの会は青少年が自立出来るようになることを目指し、土の力が地域社会をより緊密にすると信じている。農業、家畜、その他多くのことに関心のあるすべての人たちを教育し、自分自身と家族を養えるようにしている。