【学生紹介】ジョセリン(エクアドル)

“優れたリーダーとは、常に他者の成長に時間を費やすことでグループのモチベーションを高め、仕事を任せたり建設的な批判をすることができるコミュニケーション能力を持ち、これらすべてを身体的側面、思考、行動の両面において尊重するものです。”


ジョセリン・カロリナ・コヤゴ・タジャナはエクアドルのカヤンベ近郊に住み、農村コミュニティで仕事をしている。その地域では、乳牛とネギが主な収入源。しかし残念なことに、バラの輸出に重点を置いていることにより、自分達が食べる作物の生産量は減少し、低賃金と限られた教育機会が依然として蔓延している。
彼女の地域はカトリックが中心だが、他の宗教を信仰する人やカヤンビ族などの先住民族もいる。子どもたちの栄養失調に取り組むことは最優先事項であると考えるジョセリンは、家族とのつながりや先住民文化の知識を活かして地域社会と関わっている。
ジョセリンは農村部の学校で学校菜園を手伝い、教師や保護者向けの給食ワークショップを実施している。彼女はワークショップに来た人達とコミュニケーションをとり、データを収集し、コンプライアンスを監督し、国家機関とも協力して働いている。また、自分の家庭菜園の再生、果実の販売、収入を得るための農業指導にも取り組んでいる。
ジョセリンは農村プロジェクトを強化し、文化交流を促進し、持続可能なビジネスを創造することを計画してアジア学院で農村リーダーとして学んだ。さらに彼女は、社会的不平等を政治的に解決したいと考えている。

送り出し団体 :エクアドルの子どものための友人の会(SANE)
エクアドルの教育を支援する市民団体。毎月の会費と寄付金で、中高生を対象とした奨学金プログラムを支援している。フェアトレード商品を販売し、コンサートやバザーなどの活動にボランティアを招待している。SANEは、ジョセリンが革新的な技術を学び、ネットワークを広げ、リーダーとして戻ってくることを期待している。