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西日本スタディツアー 2023(前編)

学生達の研修旅行、西日本スタディーツアーも中盤にさしかかり、12日間で7つの都道府県を訪れています。このツアーを通じて学生達は、開発事業が近隣のキャンパスの樹木に与える可能性のある影響や、高齢者を支援する社会福祉事業など、日本の開発に関するさまざまな問題について学んでいます。

1: 町田

最初の訪問地は町田市にある農伝(農村伝道神学校)で、農伝農場の現在の農場長から現状について、また、校長より、農伝の歴史についてお話を伺いました。学生を代表して農伝に記念品を贈ったピエールは、「アジア学院の発祥の地について詳しく知ることができてうれしい」と語りました。

2: 浜松

続いて浜松では、聖霊中学校の生徒たちとパフォーマンスや文化交流を通じて楽しい時間を過ごしました。聖霊博物館では、聖書の原則【隣人を自分の様に愛しなさい】にある聖霊ミッションのルーツについて学んだ。 老人ホームやデイサービスを含む聖隷の社会福祉支部の活動は、学生たちに、自分たちの人生を地域社会の人々や支援を必要とする人々のために捧げたいと思わせるものとなりました。支援をすることは確かに容易ではない上、多くの犠牲を必要とされます。しかし、聖霊グループとそこで支援を受けている人々を見て、参加者は希望を見出した。

3: 三重県

また三重県にある愛農学園高等学校では、キャンパスツアーを通して校長先生より学校について学びました。一年間授業で学んだPLAのスキルを活かし、参加者は自分の仕事や生い立ちについて話し、高校生と「名声」や「力」についての考え方、「田舎」という概念に対する誇りのなさなど、さまざまな話題で会話を交わした。

翌日、雨であったものの、学生たちは午前中の素晴らしい集いを楽しみました。また、学生の一人であるメイディンは、実践を含んだ学習の必要性と、振り返りがいかに情熱を引き出すかについて話してくれました。小グループに分かれ、参加者と愛農の生徒たちは、自分たちが直面している問題について話し合いました。参加者の国の紛争、依存症、農民に対する評価の低さなどについて、学生たちが自分の気持ちを共有し、学び合いました。学生たちは互いのことをより深く知り、悩んでいる人たちにアドバイスや手助けをしている一面も伺えました。

4: 大阪

大阪では、大阪南YMCAに宿泊しました。翌日、学生達は沖縄文庫や、釜ヶ崎、生野区を訪れ、都市問題や社会福祉問題、特に差別(沖縄県民と在日韓国・朝鮮人)、ホームレス問題について学びました。学生達も、大阪での学びを得て、自分の国や地域に存在する差別とつなげつつ、考えることができました。そこで彼らも、日本に対して抱いていたイメージだけではないことに気づきました。また、生野区の公民館では、セッションが行われ、アジア学院の学生たちによる分かち合いを聞きました。そこではアジア学院の学生、高校生、YMCAのメンバー、そしてガイドの金さんまで、みんなが今日の学びを感謝していました。

ツアーも中盤にさしかかり、参加者たちはすでに差別や不公正、地域社会における教育やサーバント・リーダーシップの必要性など、より深い社会問題について考えています。週末には教会や大学の文化祭を訪れ、観光もしました。

このツアーに協力して頂いている、すべてのパートナーに感謝するとともに、学生たちが、彼らの仕事である、支援を必要とする農村地域社会に奉仕する価値について、より強い気づきと理解を得ることを願っています!

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