アジア学院では毎年、農薬・化学肥料を一切使用せずに栽培した米、大豆、ニンジン、ジャガイモ、その他たくさんの野菜を何千キロも収穫し、より健全な環境を追求しています。土の健康を守ることは、アジア学院の研修プログラムや世界中に点在する学生たちの農場にとって最も大切なことです。
この目標を達成するための重要な実践が、アジア学院で有機物から作られる「ぼかし肥」の生産です。多くの卒業生は、ぼかし肥を導入したことで故郷の農場が大きく変わったと報告しています。
4月、入学して初めての有機農業のセッションで取り上げられたのは、ぼかし肥の作り方と、土壌の活力を回復し、植物の成長を促進し、作物を病気から自然に守るための「土着微生物(IMO)」の利用でした。
写真はIMO2作りの様子です。米を使って集めた微生物を、米粉と糖蜜に混ぜて増殖させ、より強く育てます。
この最初の数週間で基礎が築かれることで、学生たちは、実践的なスキルを身につけるだけでなく、自然、コミュニティ、リーダーシップの相互関係への敬意を深めていくのです。

