アジア学院と第二次世界大戦 ―西日本研修 農村伝道神学校での学び

1973年の創立以来、63ヵ国、1,472名の卒業生を輩出してきたアジア学院ですが、特に卒業生の数が多い国を挙げると、インド、フィリピン、インドネシア、そしてミャンマーと続きます。これらは日本が第二次世界大戦中に侵攻し、多くの傷跡を残してきた国々でもあります。

アジア学院創立の中心を担われた故・高見敏弘先生は、学院の前身である農村伝道神学校の東南アジアコースで、台湾や韓国、ミャンマー、フィリピンなどの、日本兵による被害体験を持った方々と出会いました。目の前で肉親を殺されたり、身体に銃剣の刺し傷があったり、殴られて片耳の聴力を失った彼らは皆、穏やかな顔をして、淡々とその経験を語られたと言います。髙見先生は、その時を、つらいというよりは、厳粛に、感謝を持って受け止めていたと著書に記しています。そしてそれが後年、アジア学院という、「共に生きるために」というモットーを掲げた、サーバント(仕える)リーダーシップを教える学校の創設につながりました。

毎年、学生たちは西日本研修の最初の研修先として、東京・町田にある農村伝道神学校を訪れ、学院のルーツを感じ、農場を見学するなどして交流します。

戦争の記憶が薄れる中ですが、これからも私たちは、昨年発表した平和宣言のもと、戦争の加害責任と向き合い続けていきます。
アジア学院の平和宣言 ―戦後80年を迎えて―:https://ari.ac.jp/ari-peace-declaration-80th-anniv-of-end-of-wwii/



■ クラウドファンディングプラットフォーム「Syncable」にて、クラウドファンディングに挑戦中!(9月30日まで)
今年度の西日本研修実現のために、皆様のお力を貸してください。
https://ari.ac.jp/campaign/update

 今年度のアジア学院の学生たちをご紹介します!
西日本研修に参加する予定の、学生たちの自己紹介ビデオをSNSのストーリーズで流します。ぜひ、ご覧ください!

東南アジアコースの学生と高見敏弘先生(一番左、1962-64年頃)

男子寮・ゲストハウス

学生とボランティアは男女別の寮で暮らしています。共用の談話室やキッチン、シャワー、洗濯機があります。Wi-Fiは使用できません。

鶏舎

平飼いの鶏小屋と育雛舎があります。400羽以上の鶏を飼育し、年間80,000個以上の卵と約1トンの鶏肉を生産しています。

豚舎

学生は様々な養豚技術を実践的に学びます。発酵床タイプとコンクリート床タイプがあり、糞尿はバイオガスや肥料に利用されています。

山羊舎

山羊のミルク(年間200リットル以上)や肉は食用に、糞尿は肥料に利用しています。山羊は日中は放牧場でのびのびと過ごします。

森林

キャンパス周辺の森林では薪や木炭用に間伐を行い、農業に使う落葉等の有機資材を集めます。

2.5ヘクタールの農地で約100種類の野菜・作物を農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。コミュニティが共に学びつつ自給自足の生活を続けるため、皆で畑を管理しています。

水田

キャンパス内外の水田で米の栽培を行っています。アイガモを使った除草や施肥など、有機稲作法の向上のためにさまざまな手法を研究しています。

ワークショップ

修繕やリサイクルのための施設で、機械、溶接、木工関係の道具、材料が置いてあります。

ミキシングルーム(飼料配合舎)

手作業や機械を用いて家畜用の飼料を作っています。品質と持続可能性を高めるために日々奮闘しています。

管理棟

管理棟1階には受付と事務室、2階に職員室、校長室があり、隣接してファームショップ(農業研修棟)があります。

ARIショップ

アジア学院の農産物や加工食品、書籍、卒業生の国の民芸品等を販売しています。

ファームショップ(農業研修棟)

学院の農作業の中心であり、教室や農具・農業資材置き場を備えています。作物の乾燥保管も行います。

オイコスチャペル

100年前の農家の古民家を改装した礼拝堂です。毎日の朝の集会はここで行われます。その他黙想や対話、ゴスペルクワイヤの練習等に使われ、コミュニティに開かれた空間です。オイコスとはギリシア語で「ホーム」を意味します。

マナハウス(食品加工棟)

クッキーやジャムなどの加工食品の調理と保存を行う施設です。一階は鶏の食肉処理施設になっています。

養魚池

食用および農用に魚を飼育しています。

クリスマス・ウィンターキャンペーン 2025
Christmas and Winter Donation Campaign