傷ついた大地にやさしく生きる ―私たちの取り組み②

「傷ついた大地にやさしく生きる」。皆さんはこのテーマを聞いて、どんなイメージを持ちますか?

気候変動が私たちの生活に与える影響に対する実感は、人それぞれだとは思いますが、この春、私たちは皆さんと共に、このテーマを通して、世界で起きていることを身近に感じ、自分たちができることを考えていきたいと願っております。

そこで今月は、環境問題に取り組む、卒業生やアジア学院の取り組みを数週間にわたってご紹介しています。

第二回目は、マラウイのアジア学院卒業生、キャサリン・ンタンボ (2012年卒)の取り組みです。

キャサリンは、「人々を依存から自立へと導く」ことを目標に、25名ほどのメンバーから成る102の農村グループを定期的に訪問し、衛生、商売、総合的な家庭菜園について教えています。その革新的な取り組みの一つが植樹です。

村の中をぶらぶら歩いていると、アカシア、ムテテ、ンダイア、アタンガ、グアバといった地元の木を育てている苗床を見つけました。この活動は2020年に始まりましたが、木々が彼らの生活を向上させたと誰もが喜んでいます。「ここではどの家にも木があります。」そして、どの家でも年に5本の木を植えます。木々は木陰を作り、防風林の役割を果たす。果実や薬効のあるものもあります。枝は剪定して、薪やフェンス、屋根葺きに使うことができます。種は売ることができ、葉は堆肥になります!木を植えることは悪いことではなく、その数が制限される理由は、苗木を植えるための筒が足りないということぐらいしか見当たりません!「人と木の関係はとても大切です。だから私たちは植えるのです。」

誰もが裏庭にバナナの木を植えており、人々は (より多くのバナナを植えるために必要な)挿し芽を気軽に分け合います。なぜそんなことをするのでしょうか?「自然は分かち合うものだから。」彼女たちは声高に言います。

(スティーブン・カッティング 「農村指導者たち マラウイ編 15日目」より抜粋)

☆ イースター・春の寄付キャンペーン
傷ついた大地を癒やすリーダーの育成を支えてください。

特設サイト: https://ari.ac.jp/donate/a-time-to-heal-spring-2026


【シリーズ記事】

傷ついた大地にやさしく生きる ―私たちの取り組み① ロイ・デイビッド(インド)

男子寮・ゲストハウス

学生とボランティアは男女別の寮で暮らしています。共用の談話室やキッチン、シャワー、洗濯機があります。Wi-Fiは使用できません。

鶏舎

平飼いの鶏小屋と育雛舎があります。400羽以上の鶏を飼育し、年間80,000個以上の卵と約1トンの鶏肉を生産しています。

豚舎

学生は様々な養豚技術を実践的に学びます。発酵床タイプとコンクリート床タイプがあり、糞尿はバイオガスや肥料に利用されています。

山羊舎

山羊のミルク(年間200リットル以上)や肉は食用に、糞尿は肥料に利用しています。山羊は日中は放牧場でのびのびと過ごします。

森林

キャンパス周辺の森林では薪や木炭用に間伐を行い、農業に使う落葉等の有機資材を集めます。

2.5ヘクタールの農地で約100種類の野菜・作物を農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。コミュニティが共に学びつつ自給自足の生活を続けるため、皆で畑を管理しています。

水田

キャンパス内外の水田で米の栽培を行っています。アイガモを使った除草や施肥など、有機稲作法の向上のためにさまざまな手法を研究しています。

ワークショップ

修繕やリサイクルのための施設で、機械、溶接、木工関係の道具、材料が置いてあります。

ミキシングルーム(飼料配合舎)

手作業や機械を用いて家畜用の飼料を作っています。品質と持続可能性を高めるために日々奮闘しています。

管理棟

管理棟1階には受付と事務室、2階に職員室、校長室があり、隣接してファームショップ(農業研修棟)があります。

ARIショップ

アジア学院の農産物や加工食品、書籍、卒業生の国の民芸品等を販売しています。

ファームショップ(農業研修棟)

学院の農作業の中心であり、教室や農具・農業資材置き場を備えています。作物の乾燥保管も行います。

オイコスチャペル

100年前の農家の古民家を改装した礼拝堂です。毎日の朝の集会はここで行われます。その他黙想や対話、ゴスペルクワイヤの練習等に使われ、コミュニティに開かれた空間です。オイコスとはギリシア語で「ホーム」を意味します。

マナハウス(食品加工棟)

クッキーやジャムなどの加工食品の調理と保存を行う施設です。一階は鶏の食肉処理施設になっています。

養魚池

食用および農用に魚を飼育しています。

クリスマス・ウィンターキャンペーン 2025
Christmas and Winter Donation Campaign