【学生紹介】イェイエン(インドネシア)

「人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのである。」(マルコによる福音書10章45節)

インドネシアから来たイェ二・エリア・トガトロッと彼女の送り出し団体であるバタック・プロテスタント・キリスト教会(HKBP)は、クリスチャンが大半を占めるコミュニティですが、周囲の住民は多様な宗教を信仰しています。しかし、HKBPの支援により、有機農業に従事する住民もおり、繁栄しつつ安全で健康的な環境を享受しています。コミュニティは、定期的な祈祷会、ダンスや歌などの活動、新しいメンバーへの温かい歓迎を通じて、団結と連帯を強調しています。

イェイエンはコミュニティ内のさまざまな活動に参加し、人それぞれの得意分野に合わせて企画・調整しています。地域のジェンダー公正チームのスタッフとして、男女平等に関するセミナーやワークショップを企画し、フィールドワークで女性の権利と能力強化に取り組んでいます。

イェイエンはアジア学院で有機農業の知識を深めました。その知識を使って、自分の住む地域で、恵まれない子どもたちが家族を支えられるような手段を教えることで、彼らの生活を支えることを願っています。

送り出し団体 :バタック・プロテスタント・キリスト教会(HKBP)

HKBPは、1930年代に設立された、アジア最大のプロテスタント教会です。生活水準を向上させ、すべての教会員とそれ以外の人々のために、質素でありつつ、豊かな生活を確保することを目指しています。青少年の教育だけでなく、大人たちにも数え切れないほどの学びの機会を提供しています。HKBPは、イェイエンが多様性をより深く感じて戻り、有機農業について多くの人を教育することを願っています。