荒川朋子 行く・出会う”


2016年から数えて5回目となるセント・オラフ大学(アメリカ・ミネソタ州)のアジア学院での1月プログラムが20名のセント・オラフ大学生と2名の教師を迎えて1月13日から行われています。日本の食・農・環境と持続可能性をテーマに、アジア学院で生活をしながら、アジア学院のカリキュラムをフルに活用して、キャンパス内はもとより、農家や施設を訪問したり、那須疎水の学習など実地学習も行われています。

1月17日は福島県に東日本大震災後の放射能被害の実情と被災地の復興の道のりを学びに現地に赴きました。ガイドは福島大学の石井秀樹准教授。バスの中でも外でもほぼすべての時間を使って説明をしてくださり、学生たちの質問にも一つひとつ丁寧に答えてくださいました。写真は南相馬市小高地区の双葉屋旅館の前。ここで昼食をいただき、女将の小林友子さんからお話を伺いました。私自身2年ぶりにこのツアーに引率し、改めて福島県における東日本大震災の傷跡とその後人々がたどった歩みがいかに特異なものであることを感じました。そしてその歩みが今も毎日ずっと続いていることも深く感じた1日でした。

“People & Places:Tomoko’s Report”
St. Olaf College’s (Minnesota, USA) fifth January special program at the ARI, since 2016, began on January 13 with 20 St. Olaf students and two faculty members. Focusing on the theme of Japanese food, agriculture, environment, and sustainability, the program involves living at the ARI while fully utilizing its curriculum and environment. This includes visits to farms and facilities, as well as field studies such as learning about the Nasu Canal.

On 17th January, the group travelled to Fukushima Prefecture to learn about the realities of the effects of the Nuclear Power Plant’s accident following the Great East Japan Earthquake and the path to recovery in the affected areas. The guide was Dr. Hideki Ishii of Fukushima University, who provided explanations and answered questions meticulously. The photograph shows the front of Futabaya Ryokan (Inn) in the Odaka of Minamisōma City. We had lunch there and heard from the landlady, Ms. Tomoko Kobayashi. Accompanying this tour I was struck anew by how unique the scars of the Great East Japan Earthquake in Fukushima Prefecture are, and the path the people have since followed. It was a day that also deeply impressed upon me how that journey continues, day after day, to this very moment.

男子寮・ゲストハウス

学生とボランティアは男女別の寮で暮らしています。共用の談話室やキッチン、シャワー、洗濯機があります。Wi-Fiは使用できません。

鶏舎

平飼いの鶏小屋と育雛舎があります。400羽以上の鶏を飼育し、年間80,000個以上の卵と約1トンの鶏肉を生産しています。

豚舎

学生は様々な養豚技術を実践的に学びます。発酵床タイプとコンクリート床タイプがあり、糞尿はバイオガスや肥料に利用されています。

山羊舎

山羊のミルク(年間200リットル以上)や肉は食用に、糞尿は肥料に利用しています。山羊は日中は放牧場でのびのびと過ごします。

森林

キャンパス周辺の森林では薪や木炭用に間伐を行い、農業に使う落葉等の有機資材を集めます。

2.5ヘクタールの農地で約100種類の野菜・作物を農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。コミュニティが共に学びつつ自給自足の生活を続けるため、皆で畑を管理しています。

水田

キャンパス内外の水田で米の栽培を行っています。アイガモを使った除草や施肥など、有機稲作法の向上のためにさまざまな手法を研究しています。

ワークショップ

修繕やリサイクルのための施設で、機械、溶接、木工関係の道具、材料が置いてあります。

ミキシングルーム(飼料配合舎)

手作業や機械を用いて家畜用の飼料を作っています。品質と持続可能性を高めるために日々奮闘しています。

管理棟

管理棟1階には受付と事務室、2階に職員室、校長室があり、隣接してファームショップ(農業研修棟)があります。

ARIショップ

アジア学院の農産物や加工食品、書籍、卒業生の国の民芸品等を販売しています。

ファームショップ(農業研修棟)

学院の農作業の中心であり、教室や農具・農業資材置き場を備えています。作物の乾燥保管も行います。

オイコスチャペル

100年前の農家の古民家を改装した礼拝堂です。毎日の朝の集会はここで行われます。その他黙想や対話、ゴスペルクワイヤの練習等に使われ、コミュニティに開かれた空間です。オイコスとはギリシア語で「ホーム」を意味します。

マナハウス(食品加工棟)

クッキーやジャムなどの加工食品の調理と保存を行う施設です。一階は鶏の食肉処理施設になっています。

養魚池

食用および農用に魚を飼育しています。

クリスマス・ウィンターキャンペーン 2025
Christmas and Winter Donation Campaign