【キャンパス実況中継―アジア学院でなぜ食品加工か?卒業生職員ニックさんに聞きました】

この9月、キャンペーンでサポートいただくアジア学院の学生たちとキャンパスでの学びも知ってください。

 なぜ世界の農村コミュニティリーダーたちは日本のアジア学院に来て、いったい何を学ぶのか。

アジア学院で学ぶのは、ただ農業の技術だけではありません。 世界各地から集う学生たちは、9か月の学びを終えて自国に戻り、それぞれの地域で「農村コミュニティリーダー」として活動していきます。

そのために大切にしているのが、農業の技術だけにとどまらない、暮らし全体を見据えた学び――アジア学院で「フードライフ」と呼ぶ、育てる・食べる・分かち合うという営み全体への理解です。「食品加工」も、その大切な一部です。

なぜなら、多くの学生の出身地域では、育てた作物をそのまま売るしかなく、中間業者による搾取や買い手に安く買いたたかれてしまうという現実があるからです。

収穫した作物に「加工」という手を加えることができれば、その価値を大きく高め、地域によりしっかりとした収入をもたらすことができます。

今回は、卒業生職員のニックさんに、食品加工がなぜこれほど重要なのかを聞きました。

「私たちの地域では、たいてい作った作物をそのままの状態で販売しています。でも、それだと安い価格でしか扱うことができません」

「しかし、食品加工に取り組めば、価値も価格もずっと高くなります。原材料のまま売るよりも、地域の人々がより多くの収入を得られるようになるんです」

「学生たちの多くの地域では中間搾取に苦しんでいる現状があります。そのような中で経済的な持続性と自立がコミュニティに尊厳を取り戻すことにつながります」

「だからこそ、食品加工について学ぶことは、地域にとって非常に重要なのです」

動画では、実際にキャンパスでの研修の一環としてきゅうりを刻み、大きな鍋で仕込んでいく実習の様子もご覧いただけます。学生たちが一つひとつの作業に丁寧に取り組む姿を、ぜひご覧ください。

アジア学院では、こうした実践的な学びを通して、農村コミュニティリーダーたちが、帰国後、地域の暮らしを自らの手で変えていく力を身につけています。

【キャンパス実況中継―アジア学院でなぜ食品加工か?卒業生職員ニックさんに聞きました】

男子寮・ゲストハウス

学生とボランティアは男女別の寮で暮らしています。共用の談話室やキッチン、シャワー、洗濯機があります。Wi-Fiは使用できません。

鶏舎

平飼いの鶏小屋と育雛舎があります。400羽以上の鶏を飼育し、年間80,000個以上の卵と約1トンの鶏肉を生産しています。

豚舎

学生は様々な養豚技術を実践的に学びます。発酵床タイプとコンクリート床タイプがあり、糞尿はバイオガスや肥料に利用されています。

山羊舎

山羊のミルク(年間200リットル以上)や肉は食用に、糞尿は肥料に利用しています。山羊は日中は放牧場でのびのびと過ごします。

森林

キャンパス周辺の森林では薪や木炭用に間伐を行い、農業に使う落葉等の有機資材を集めます。

2.5ヘクタールの農地で約100種類の野菜・作物を農薬や化学肥料を使わずに栽培しています。コミュニティが共に学びつつ自給自足の生活を続けるため、皆で畑を管理しています。

水田

キャンパス内外の水田で米の栽培を行っています。アイガモを使った除草や施肥など、有機稲作法の向上のためにさまざまな手法を研究しています。

ワークショップ

修繕やリサイクルのための施設で、機械、溶接、木工関係の道具、材料が置いてあります。

ミキシングルーム(飼料配合舎)

手作業や機械を用いて家畜用の飼料を作っています。品質と持続可能性を高めるために日々奮闘しています。

管理棟

管理棟1階には受付と事務室、2階に職員室、校長室があり、隣接してファームショップ(農業研修棟)があります。

ARIショップ

アジア学院の農産物や加工食品、書籍、卒業生の国の民芸品等を販売しています。

ファームショップ(農業研修棟)

学院の農作業の中心であり、教室や農具・農業資材置き場を備えています。作物の乾燥保管も行います。

オイコスチャペル

100年前の農家の古民家を改装した礼拝堂です。毎日の朝の集会はここで行われます。その他黙想や対話、ゴスペルクワイヤの練習等に使われ、コミュニティに開かれた空間です。オイコスとはギリシア語で「ホーム」を意味します。

マナハウス(食品加工棟)

クッキーやジャムなどの加工食品の調理と保存を行う施設です。一階は鶏の食肉処理施設になっています。

養魚池

食用および農用に魚を飼育しています。

クリスマス・ウィンターキャンペーン 2025
Christmas and Winter Donation Campaign