


1973年の創立以来、たくさんの方々に支えられ、50周年を迎えることができました。
これまでのご支援に感謝いたします。
























・プログラム内容:
13:00-13:45 50周年記念礼拝
説教:ロバート・ウィットマー牧師(前農村伝道神学校校長、カナダ合同教会派遣宣教師)
14:00-15:45 50周年記念式典
基調講演:オルデンドゥー・チャタジー氏(インド出身、1979 年アジア学院卒業生、開発
調査コミュニケー ションセンター(DRCSC)創立者)、荒川朋子氏(アジア学院校長)

50周年記念募金 達成状況
農村リーダー育成事業を中心に、もっと多くの人とこの豊かな学びの場を共有したい。50周年を機に教育環境を充実させていきます。これからも種を蒔き続けることができるように、
ぜひご協力ください!
アジア学院は今年、創立50周年を迎えます。アジア学院を創立した高見敏弘先生、土台を築き上げられた多くの先達の方々、その願いを受け継ぎ、今日までご尽力、ご支援いただいた関係者の皆様に深い敬意を表し、感謝する次第です。海外に住む卒業生共々、これまでの50年を皆様と共に喜び、祝いたいと思います。
旧約聖書には50年が「ヨベルの年」(Year of Jubilee) と呼ばれ、人々が様々な苦難から解放される年であったことが記されています。レビ記 25章 8節以下に次のような記述があります。「あなたは安息の年を7回、すなわち7年を7度数えなさい。7を7倍した年は49年である。その年の第7の月の10日の贖罪日に、雄羊の角笛を鳴り響かせる。あなたたちは国中に角笛を吹き鳴らして、この50年目の年を聖別し、全住民に解放の宣言をする。それが、ヨベルの年である。」「ヨベル」とは、安息日の始まりと終わりを知らせるために吹き鳴らす「雄羊の角笛」のことです。ヨベルの年は農閑期で耕作地を休ませました。奴隷はすべて解放され、家族のもとに帰ることができました。借金のある人は、その借金が帳消しになりました。
現在、世界には80億に迫る人々が暮らしています。私たちは戦争、環境破壊、感染症、貧困、飢餓、人権侵害など様々な課題に直面しています。多くの人々が「ヨベルの年」を必要としています。アジア学院では次の50年に向けて、「土からの平和」、「フードライフ」、「気候正義と気候変動対策」、「教育」、「組織」の5つの分野からのビジョンを掲げています。「ヨベルの年」を起点として「共に学ぼう、農村の未来のために」をテーマに働きを進めていきます。アジア学院の新たな歩みへのご協力とご支援を引き続きお願いいたします。
アジア学院は今年、創立50周年を迎えます。アジア学院を創立した高見敏弘先生、土台を築き上げられた多くの先達の方々、その願いを受け継ぎ、今日までご尽力、ご支援いただいた関係者の皆様に深い敬意を表し、感謝する次第です。海外に住む卒業生共々、これまでの50年を皆様と共に喜び、祝いたいと思います。 旧約聖書には50年が「ヨベルの年」(Year of Jubilee) と呼ばれ、人々が様々な苦難から解放される年であったことが記されています。レビ記 25章 8節以下に次のような記述があります。「あなたは安息の年を7回、すなわち7年を7度数えなさい。7を7倍した年は49年である。その年の第7の月の10日の贖罪日に、雄羊の角笛を鳴り響かせる。あなたたちは国中に角笛を吹き鳴らして、この50年目の年を聖別し、全住民に解放の宣言をする。それが、ヨベルの年である。」「ヨベル」とは、安息日の始まりと終わりを知らせるために吹き鳴らす「雄羊の角笛」のことです。ヨベルの年は農閑期で耕作地を休ませました。奴隷はすべて解放され、家族のもとに帰ることができました。借金のある人は、その借金が帳消しになりました。 現在、世界には80億に迫る人々が暮らしています。私たちは戦争、環境破壊、感染症、貧困、飢餓、人権侵害など様々な課題に直面しています。多くの人々が「ヨベルの年」を必要としています。アジア学院では次の50年に向けて、「土からの平和」、「フードライフ」、「気候正義と気候変動対策」、「教育」、「組織」の5つの分野からのビジョンを掲げています。「ヨベルの年」を起点として「共に学ぼう、農村の未来のために」をテーマに働きを進めていきます。アジア学院の新たな歩みへのご協力とご支援を引き続きお願いいたします。
アジア学院は、発展途上国の貧困や差別、ジェンダー格差、環境破壊、紛争など、社会課題の解決を担うリーダーを育成する学校として、1973年に開校しました。運営は主に国内外からの個人・団体からの寄付金によって賄われている小さな学校です。毎年10数か国から20~30人の草の根のリーダーを学生として招聘し、共同生活をともなう9ヶ月間のリーダー研修を主事業としています。


入学希望者の職業や地域課題は多岐にわたりますが、卒業生はみな奉仕するリーダーとしての知識とスキル、そして心構えと志を自国へ持ち帰り、地域社会の課題解決のために役立てることが求められます。


タウン・スィーさんは食の安全と持続可能な農業を推進するため、キャンパスの敷地内で種子を育てる畑をつくり、地元の仏教僧侶と共に建てた小さな土壁の家でシードバンク(種の保存所)を始めました。彼は神学校だけでなく、より広いコミュニティのために、食糧主権とシードバンクに関する定期トレーニングを開催し、地元民の自立に貢献しています。


下肢切断者の自立を支援するマンブッ牧師は内戦後、足や腕を失った若者を集めサッカーチームを作りました。スポーツが彼らの自信を高めることを知っていたからです。アジア学院卒業後、マンブッ牧師は「サッカーガーデン」を立ち上げ、下肢切断者たちがスポーツを楽しみながら、食料を自給する力を養う支援を始めました。「これが可能になったのは、アジア学院の研修のおかげです」とマンブッ牧師は言います。
しかし、世界にはまだまだ多くの課題が残されています。
特に支援の手が届かない途上国の農村地域では、今もアジア学院の研修を必要とし入学を待ち望んでいるリーダーが大勢います。
できるだけたくさんの人たちに届けたい。


農村リーダー育成事業を中心に、もっと多くの人とこの豊かな学びの場を共有したい。50周年を機に教育環境を充実させていきます。これからも種を蒔き続けることができるように、

























アジア学院は50年の歩みで、世界62か国、800余りの草の根の団体から派遣された約1,400人の「農村リーダー」を育成しました。卒業生たちの多くは、自分たちの住むコミュニティで、様々な課題に直面する人々のニーズに寄り添い、持続可能な農業、環境保護、弱者支援、教育、保健、災害復興、人権擁護など、多くの分野で活躍しています。その働きは人々の人生を変え、地域社会を変え、次世代に引き継がれる数多くの「実」を結びました。
これからの50年を考えた時、私たちはこの農村リーダー育成事業の基盤であるアジア学院のキャンパス、農場、研修内容の質をさらに高め、この研修を必要とするもっと多くの人々に、この研修を体験してもらいたいと願っています。また、今やアジア学院は、世界の農村リーダーだけではなく、国や年齢を問わず多くの一般の方々の学びの場としても成長しています。人と自然と神と「共に生きる」すべを追求し実践することのできる豊かな学び舎として、これからも種を蒔き続けることができるように、アジア学院50周年記念募金にご協力ください。
アジア学院は50年の歩みで、世界62か国、800余りの草の根の団体から派遣された約1,400人の「農村リーダー」を育成しました。卒業生たちの多くは、自分たちの住むコミュニティで、様々な課題に直面する人々のニーズに寄り添い、持続可能な農業、環境保護、弱者支援、教育、保健、災害復興、人権擁護など、多くの分野で活躍しています。その働きは人々の人生を変え、地域社会を変え、次世代に引き継がれる数多くの「実」を結びました。 これからの50年を考えた時、私たちはこの農村リーダー育成事業の基盤であるアジア学院のキャンパス、農場、研修内容の質をさらに高め、この研修を必要とするもっと多くの人々に、この研修を体験してもらいたいと願っています。また、今やアジア学院は、世界の農村リーダーだけではなく、国や年齢を問わず多くの一般の方々の学びの場としても成長しています。人と自然と神と「共に生きる」すべを追求し実践することのできる豊かな学び舎として、これからも種を蒔き続けることができるように、アジア学院50周年記念募金にご協力ください。
「共に学ぼう、農村の未来のために」

「土からの平和」
「フードライフ」
「気候正義と気候変動対策」
「教育」
「組織」
という重点的な5つの分野を定め、
そのひとつひとつの中にさらに5つ、
全部で25個のテーマを設けました。



アジアへの侵略戦争の贖罪の祈りのうえに建てられた学校であることを覚え、いのちを大切にして生きていく存在であり続けることを願います。そのためにいのちを育む「土」(自然)を愛し、神様が造った他のあらゆるものと共に生きることで平和を創り出していきます。






























私たちが目指す未来とは、人と土(いのちと食べもの)とが大切にされ、それを可能にする営みが輝く未来です。そのための学びのコミュニティを世界中にもっともっと広げていきたいと考えます。
根底にあるのはアジア学院の永遠のモットー「共に生きるために」です。






未来は今日の私たちの選択と行動によってつくられます。
この新しいビジョンに向かって、
さまざまなプロジェクトが
動き出しています。







農村リーダー育成事業を中心に、もっと多くの人とこの豊かな学びの場を共有したい。50周年を機に教育環境を充実させていきます。これからも種を蒔き続けることができるように、
ぜひご協力ください!






















アジア学院の前身は1960年代に農村伝道神学校(東京町田市)に設置された「東南アジア科」でした。第二次世界大戦において日本の諸教会が戦争協力に加担したことの贖罪の意を込めて、東南アジア諸国の農村指導者育成を目的に始まりました。

東南アジア科が農村伝道神学校から独立し「アジア学院」が開校されました。
1期生は6カ国10名(内日本人6名)。
地元の方々の献身的な功労により、栃木県那須塩原市に6ヘクタールの土地を取得。本館とプレハブ建ての農作業棟からのスタートでした。日本のNGOの草分的存在として、ここに誕生しました。



原因不明の火災により食堂棟が全焼。一時、農作業棟の食堂を使用。1984年に新食堂棟「コイノニア」が完成。
80年代は、火災などの災難に見舞われたものの、新食堂棟やセミナーハウスの建設、研究科生制度やスタディツアーが始まるなど、著しい成長を見せた時代でした。

90年代には、内外からの期待に応えるべく、活動拠点を海外に拡大する試みがなされました。

フィリピン・ネグロス島にアジア学院のトレーニングセンターが完成。海外の現地団体との協働プロジェクトを開始しました。(2003年終了)

アジア学院での平和と人間開発の分野での功労が高く評価され、フィリピン政府よりマグサイサイ国際理解賞が髙見敏弘氏(初代理事長、初代校長)に与えられました。
アジア学院の取り組みが社会的に認知されるようになり、栄誉ある賞を数多く受賞しています。
1988 外務大臣賞
1989 第5回国際交流基金 地域交流賞
1996 マグサイサイ国際理解賞 (髙見敏弘受賞)
1998 栃木県経済同友会 社会貢献活動特別賞
2001 第13回毎日国際交流賞
2006 第5回井植記念アジア太平洋文化賞
2009 朝日社会福祉賞
2019 テキサスキリスト教大学グローバルイノベーター賞
2019 第12回かめのり賞人材育成部門受賞

研修の基本コンセプトが見直され、より学生主導のカリキュラムへと進化していきました。
30周年を迎え、記念シンポジウムや平和シンポジウムが活発に行われました。国際理解と平和運動の推進者として国内外でリーダーシップを発揮していきます。

ユネスコ・アジア文化センター国際交流相互理解事業として、平和シンポジウム「土からの平和」を学院で開催。(2009年に「土からの平和」IIを開催)

卒業生の累計が1000名を超え、堅調に成長を続けていた矢先、東日本大震災が発生。アジア学院はかつてないピンチを迎えます。


那須塩原市での震度は6弱。本館、コイノニアハウス、女子寮、男子寮などに甚大な被害が発生。東京電力福島第一原発爆発事故の影響により放射能漏れが発生。壊滅的な状況の中、東京都町田市の日本基督教団農村伝道神学校の施設の一部を借りて研修を継続しました。
隣接する那須セミナーハウス内にアジア学院ベクレルセンターを開設。学院産の農産物をはじめ、地域の食品などの放射能を測定する拠点を開設しました。

2015年度茉までアジア学院震災復興プロジェクトを実施。国内外から寄せられた災害復興募金は5年間で8億2千7百万円にのぼります。これにより8つの新校舎(農業研修棟兼管理棟、男子寮、コイノニア(教室、食堂、図書室、会議室)、職員住宅4棟、チャペル建築と女子寮の改修を行うことができました。

そして50周年を迎える2020年代、またもや厳しい試練がアジア学院に襲いかかります。


新型コロナウィルスのパンデミックが発生。日本を含む世界各地で国境が封鎖され学生の出入国ができないという事態が起こりました。
そのため2020年度の入学者は、本科生10 名(内日本人2名)、研究科生1名、2021年度は本科生4名(内日本人3名)にまで減少。それでも少人数で濃度の高い研修を続けることができました。
共同生活を基盤とするアジア学院にとって、3密回避対応は大きな試練でした。財政面においても、奨学金減少などの影響により困難な局面をむかえました。

コロナ禍の渡航制限が徐々に緩和され、本科生31名、研究科生5名、計36名の学生を迎え入れることができました。
卒業生の累計は1,399人となりました。
職員・ボランティアが知恵を出し合い、オンライン活用や地域とのつながりを活かした試みなど、柔軟且つクリエイティブに最善策を模索し続けました。また、この時も国内外から多くの寄付が支援者から寄せられ、みんなの力を合わせて難局を乗り越えることができました。

50周年を迎えることができました。
今年は14ヶ国から本科生26名、研究科生3名を迎えて研修を行なっています。
(2023年4月に行われた入学式の様子を動画でご覧ください。)
アジア学院の50年の道のりは決して平らなものではありませんでした。しかし、険しい局面では奇跡的にいつも多くの方々の助けがありました。それはアジア学院という学びの場が、今もそしてこれからも必要だと信じる人が世界中にいるからだと思います。ですから、感謝の思いと新しいビジョンを携え、アジア学院は歩み続けます。



農村リーダー育成事業を中心に、もっと多くの人とこの豊かな学びの場を共有したい。50周年を機に教育環境を充実させていきます。これからも種を蒔き続けることができるように、
ぜひご協力ください!



























皆様からのメッセージをお待ちしております。